なぜ自殺してはいけないのか
「なぜ自殺してはいけないのか。」
こんな質問をされたらYouはどう答えちゃう?
私は「知らん!」としか言えない。
私は、過去大好きだったおばあちゃんを殺したいと思ったことがある。
おばーちゃんはうつ病を患い、毎日「死にたい。死にたい。」と言っていた。
私が小さいとき、いつも遊んでくれたおばあちゃん。
いつも私の味方でいてくれたおばあちゃん。
そんなおばあちゃんが包丁を私に渡して「殺してほしい」と言ったときは、涙をこらえて「できない。」と言うしかなかった。
このとき、毎日毎日つらそうなおばーちゃんの顔を見ているのが辛くて、いっそのこと苦しまずに殺してあげることのほうが幸せなのではないかと考えた。
その後も、おばあちゃんのうつ病は悪化する一方で、首吊りをしてみたり、線路の上を歩いて駅員さんに保護されたりと自殺未遂を繰り返していた。
そして、その日はやってきた。
朝起きるとおばーちゃんがいない。
家族で近所を探し回るも発見できないでいた。
そして、その日の昼ごろであった。
警察が家に来ておばーちゃんが死体で発見されたことを告げられた。
自然と悲しみよりも「よかったね。おばあちゃん。」という思いが強かったのを覚えている。
おばーちゃんは自宅から2キロほど離れた小さな川で水死していた。
体力も低下していたのでおそらく川に落ちて窒息死したのだと思う。
苦しかっただろうと思うと、なんでもっと楽に死なせてあげられなかったのだろうと後悔した。
と、こんな体験からmeは自殺は完全にいけないことであるとは考えていない。
だから「なぜ自殺してはいけないのか。」という質問に対して「知らん!」としか言えない。
結論がなくてごめんちょ。
- 作者: ショウペンハウエル,Arthur Schopenhauer,斎藤信治
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