履歴書の趣味と特技は「ありません」
履歴書を書くとき、いつも困ることがある。
それは、趣味と特技の欄だ。
履歴書によっては、趣味の欄と特技の欄が別々になっていて、2つ書かなければいけない。
私は趣味も特技もないので、履歴書のこの欄が苦痛だ。
なので、毎回、でっちあげて書くことになる。
幼いころから大人たちに「嘘はついてはいけません」と教育されているので、本来であれば、「ありません」と正直に書くべきである。
しかし、これを社会は許さない。
「ありません」と履歴書に書くと、選考で不利になることは間違いないだろう。
っていうか、私もそうだが書く勇気がない!
ここで矛盾が生じる。
大人たちに「嘘はついてはいけません」と教育されているのに、履歴書にうそを書いて社会に認められなければならないのだ。
ことわざて例えると、「二度ある事は三度ある」「三度目の正直」の矛盾と似ている。
二度失敗したら、三度目も失敗するのか、それとも三度目は成功するのか分からない。
ことわざもテキトーなのだから、履歴書でもテキトーに社会を欺いて認めてもらえそうなことを書いてもよい。
例えば、「趣味」がない人は「ありません」ではなく「読書」と書く。
当たり障りないことを書く方がよいだろう。
面接官に、最近読んだ本や、いままでで一番おもしろかった本を聞かれる場合があるので、面接用に1冊でよいのでタイトルと書評を頭に入れておくとよい。
本を読む必要はない。
ここでコツは、あまり有名なタイトルを選ばないことだ。
面接官も読んだことがあるタイトルだと、妙な展開になるからだ。
「特技」がない人は「ありません」ではなく、ルールがある程度わかるスポーツを書くとよい。
特に団体競技を書くと面接官に好まれる傾向がある。
団体競技を書いておけば、「一致団結して勝利する喜びを学びました」とか「チームでなにをするべきかを考えて行動できるようになりました」など、こころにも思っていない事を面接でいうことができる。
所詮、就職活動は茶番である。
人事担当をいかにだまして、仕事しやすい人・秘めた能力が高い人を演じるかがカギだ。
なんか、就職読本みたいになってしまったが、ここで言いたいことは、日本とは、大人たちに「嘘はついてはいけません」と教育されているのに、嘘をつかないと不利になるクソくだらない社会であるということだ。
- 作者: 就活応援アカデミー,日向たかし,執筆:たまごまご
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